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YouTubeやUdemyでDTMを勉強しても、曲が完成しないのはなぜ?

  • 11 分前
  • 読了時間: 8分

YouTubeでDTMの動画を見る。

Udemyなどの教材で勉強する。

分からないことがあればAIにも質問する。

EQ、コンプレッサー、シンセサイザー、ミックス、アレンジ。

始めた頃と比べれば、知っていることは確実に増えている。

それなのに、自分の曲を作っていると何度も、

「これで合っているのかな?」

と止まってしまう。

キックを選んでも、

「本当にこの音でいい?」

ベースを作っても、

「キックとのバランスはこれでいい?」

EQを使っても、

「どこまで処理すればいい?」

動画で方法は学んだはずなのに、自分の曲になると確信が持てない。

そこでまた検索します。

別の方法を見つけて試してみる。

すると今度は、最初の方法とどちらが良いのか分からなくなる。

こうして知識は増えているのに、曲はなかなか完成しない。

もしこの状態に心当たりがあるなら、足りないのは単純な知識だけではないかもしれません。

「方法を知っていること」と「自分の曲で何を選ぶべきか判断できること」は、別だからです。

YouTubeで学んでも「これで合っている?」が残る理由

YouTubeには、DTMを学べる有益な動画がたくさんあります。

Udemyなどの教材なら、一つのテーマをまとまった形で学べます。

AIも、疑問に対してすぐに複数の解決方法を提示してくれます。

どれもDTMを学ぶうえで、とても便利です。

ただし、ここには一つ違いがあります。

動画を見れば、

「EQをどう使うか」

は学べます。

しかし実際の制作で必要になるのは、

「今、この音にEQを使う必要があるのか?」

という判断です。

コンプレッサーも同じです。

使い方を知ることと、

「この音に必要なのか」

「何を変えるために使うのか」

を判断することは違います。

情報源から「方法」を知ることはできます。

しかし、その方法を今の自分の曲に使うべきかどうかは、最終的には自分で判断する必要があります。

ここに、「知ること」と「作ること」の違いがあります。

知識が増えるほど、判断が必要になる

DTMを勉強すると、問題に対する解決方法をたくさん知るようになります。

たとえば、キックとベースがうまく混ざっていないとします。

以前なら、

「なんとなく変だ」

と感じるだけだったかもしれません。

ところが勉強すると、

「EQかな?」

「音量かな?」

「サイドチェインかな?」

「コンプレッサーかな?」

「そもそも音色の組み合わせかな?」

と、いくつもの可能性を考えられるようになります。

これは前進です。

ただし、選択肢が増えれば、

「では、どれを使うのか?」

という判断が必要になります。

一曲を作っている間には、このような判断が何度もあります。

「このキックでいい?」

「ベースの音量はこれくらい?」

「ローカットは何Hz?」

「コンプレッサーは必要?」

「この音色は曲に合っている?」

「展開はこれでいい?」

「Referenceと違うけれど問題ない?」

そして最後には、

「この状態で完成としていい?」

という判断があります。

知識が増えるほど重要になるのは、

知っている方法の数ではなく、その中から今必要なものを選ぶ力です。

「正解」を検索し続けても答えが出ない理由

たとえば、

「ローカットは何Hzにすればいい?」

と検索したとします。

ある動画では30Hz。

別の記事では違う数値。

AIに質問すると「音源によって異なる」という答えが返ってくる。

では、自分の曲ではどうすればいいのでしょうか。

ここでまた迷います。

これは、どれか一つの情報が間違っているとは限りません。

使っている音も違います。

ジャンルも違います。

その音が曲の中で担っている役割も違います。

他のパートとの関係も違います。

つまり、前提条件が違えば判断も変わります。

だから、

「何Hzが正解なのか?」

だけではなく、

「なぜここをカットする必要があるのか?」

「処理する前と後で何が変わったのか?」

まで考える必要があります。

EQだけではありません。

音量、コンプレッサー、音色選び、アレンジも同じです。

音楽制作では、設定値そのものを覚えること以上に、

「なぜそれを選んだのか」を判断できること

が重要になります。

必要なのは、情報より「判断基準」

ここで考え方を少し変えてみます。

曲がうまくいかないと、

「まだ知識が足りないのかもしれない」

と思いやすくなります。

もちろん、本当に知らないことなら勉強する必要があります。

しかし、すでにかなり調べているのに毎回、

「これで合っている?」

で止まっているなら、さらに情報を増やすだけでは同じことが起こるかもしれません。

必要なのは、

得た情報を評価するための判断基準です。

「EQの使い方を知っている」

から、

「今、この音にEQが必要なのか判断できる」

へ。

「コンプレッサーの設定を知っている」

から、

「何を変えるために使うのか説明できる」

へ。

「動画と同じ操作ができる」

から、

「自分の曲を聴いて、次に何をするか決められる」

へ。

目指したいのは、すべての正解を覚えることではありません。

自分で比較し、考え、選べる状態を作ることです。

Referenceは「答え」ではなく、判断するための基準

では、何を基準に判断すればいいのでしょうか。

その方法の一つが、

Referenceとの比較です。

Referenceとは、自分が目指している方向に近い既存楽曲を比較対象として使うことです。

ただし、

Referenceとまったく同じにすることが目的ではありません。

Referenceの重要な役割は、自分の感覚だけでは分かりにくい「違い」を見つけることです。

たとえば、

「自分のキックはこれでいいのかな?」

と考え続けるだけでは、答えが出にくいことがあります。

そこでReferenceと比較します。

すると、

「Referenceより低域が重く感じる」

「自分のキックのほうが前に出ている」

「Referenceのほうがベースとの境界が分かりやすい」

といった違いが見えてきます。

すると、

「なんとなく良くない」

という状態から、

「ここが違う」

という状態へ進めます。

そこから、

Reference分析→ 比較→ 違いを発見→ 仮説を立てる→ 修正→ 再比較→ 判断

と進めていきます。

Referenceから正解をコピーするのではありません。

Referenceを基準に、自分で答えに近づいていく。

これが大切です。

最初は自分だけで原因を特定するのが難しい

もちろん、Referenceと比較すれば、すぐにすべて判断できるわけではありません。

経験が少ないうちは、

「違うことは分かるけれど、何が違うのか分からない」

ということがあります。

たとえば、

「Referenceのほうが迫力がある」

と感じたとします。

しかし、その原因がキックなのか、ベースなのか、音量なのか、周波数バランスなのか、アレンジなのか。

最初は切り分けること自体が難しいものです。

これは独学が悪いという話ではありません。

自分で調べて試行錯誤することは、DTMではとても重要です。

ただ、経験が少ない段階では、

「どこを比較すればいいのか」

「何を聴けばいいのか」

「なぜその修正をするのか」

という判断の仕方そのものを学ぶ必要があります。

目標は、先生の答えを覚えることではない

EDMSでも、ここを大切にしています。

たとえば先生から、

「ここをEQしてください」

と言われて、その設定だけを覚えても、別の曲ではまた迷ってしまうかもしれません。

大切なのは、

なぜEQが必要だったのか。

Referenceと比較して何が違ったのか。

修正したことで何が変わったのか。

もう一度聴いて、自分ではどう感じるのか。

そこまで考えることです。

EDMSが目指しているのは、

先生から正解を教えてもらい続ける状態ではありません。

自分で比較する。

違いを見つける。

原因を考える。

修正する。

もう一度比較する。

そして最後に、

「これでいこう」

と自分で判断する。

最終的には、先生がいなくても自分で曲を前へ進め、完成を判断できる状態を目指します。

この判断力が育つほど、YouTube、Udemy、AIもさらに便利になります。

答えをそのまま使うのではなく、

自分に必要な情報を取りに行くための道具

として使えるようになるからです。

まとめ|知識を「自分で使える知識」に変える

YouTubeで勉強する。

Udemyなどの教材を見る。

AIに質問する。

どれもDTMを学ぶうえで役立ちます。

ただし、情報を得ることと、自分の曲で判断できることは同じではありません。

実際の制作では、

情報を得る→ 試す→ 比較する→ 判断する→ 修正する→ 再比較する→ 完成させる

という流れが必要になります。

もし知識は以前より増えているのに、何度も、

「これで合っている?」

と止まってしまうなら、一度考えてみてください。

自分に足りないのは、本当に新しい知識でしょうか?

それとも、

すでに持っている知識を、自分の曲で使うための判断基準でしょうか?

この違いに気づくことが、次の一歩になるかもしれません。

まず、自分がどこで「これで合っている?」と止まっているのか確認してみてください

DTMで判断に迷う場所は、人によって違います。

音は並べられるけれど曲として完成させられない。

Referenceと比較しても、何を直せばいいか分からない。

ある程度作れるけれど、最後に「完成」と判断できない。

Eclipse Digital Music Schoolでは、

今の自分がどの段階にいて、どこで止まっているのか

を整理できるように、

『DTM現在地診断ロードマップ』を無料で用意しています。

次の動画や教材を探す前に、まず一度、自分の現在地を確認してみてください。



ロードマップはLINEから無料で受け取れます。



 
 
 

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